お手頃な価格で且つ、光量もなかなかあるYongnuo製のストロボを購入しました。最初はなんて読むか分からなかったのですがヨンヌオと読むらしいです。
このヨンヌオストロボ、届いたのはいいのですが説明書が中国語と英語で書かれていて読めないという・・・。
そこでヨンヌオについて詳しく知る為に色々調べてまとめてみました。
ヨンヌオの性能
ヨンヌオにはちゃんと製品名があり、私が購入したのは「Speedlight YN560 III」。1つ前に「YN560 II」があってその後継モデルとなります。
個人的に響きが良いのでヨンヌオさんって勝手に呼んでいます←
※さらにヨンヌオさんの後継モデルのヨンヌオよんが出ていますが、無線の送信機能が増えてるだけなのでヨンヌオさんでも十分です。
気になる方は下記ヨンヌオTXの説明の真ん中くらいで性能差を説明しています。
Yongnuo(ヨンヌオ)ストロボをらくらく遠隔設定
ヨンヌオの性能の詳細
型番:Yongnuo YN560III
読み方はヨンヌオさん(byププ
ガイドナンバー:58 (ISO100, 105mm)
ガイドナンバー(GNとも表記される)はフラッシュの発光量を指します。数値が大きい程遠くまで光が届きます。
フラッシュモード:M、Multi
トリガモード:カメラのセットアップ、S1、S2、RX
ズーム範囲:24~105mm
フラッシュ制御:1/1~1/128
フラッシュ時間:1/200S-1/20000番台
垂直回転角:-7-90度
水平回転角:0-270度
電源:単3電池を4つ
色温度:5600k
サイズ:約60×190×78mm
重量:約350g
対応機種:Canon、Nikon、Olympus、Pentaxなど
標準ホットシューに対応するカメラだと使えるようです。
※ホットシュー=カメラの上部にある金属の外部フラッシュとかくっ付けるところ
セット内容:ストロボ×1、ストロボケース×1、ミニスタンド×1、説明書(中国語&英語)×1
ケースとミニスタンドが付いているのが良いですね。でも説明書の中国語と英語はワカリマセン・・・
価格:7,900円 ※2021/01/01時点
お手頃価格!それでももっと安くならないかと価格.comとかでも探してみましたがAmazonにしかありませんでした。
機能制限:TTL機能、ハイスピードシンクロ非対応
価格が安い分やっぱり機能が制限されます・・・。でも制限されてもコスプレ撮影ではとくに困らない機能だと思います。
TTL機能
カメラと連動して光量を自動で調節してくれる機能です。これが非対応となります。マニュアルで必死こいて調整するので私は要らないです←
ハイスピードシンクロ
通常、早いシャッタースピードだとストロボの発光とタイミングが合わなくて黒い影が出ます。そのタイミングを合わせる為にストロボが発光しまくる機能でこの機能も非対応となります。ポートレートなど被写体が静止している撮影の場合はそんなに早いシャッタースピードは不要なので問題無いです。ただF値の低いレンズを使用している等、露出が明る過ぎてどうしてもシャッタースピードが速くなってしまう場合はレンズを絞る or NDフィルターを使ってシャッタースピードを遅くして撮影する必要があります。
以上、ヨンヌオさんの性能です。このお手頃価格&光量と非対応の機能が使わない機能だったので購入の決め手となりました。
YONGNUO YN560 III Speedlight Canon/Nikon/Pentax/Olympus対応 フラッシュ・ストロボ
そして購入する時にこれも一緒におすすめ!って感じで表示されていた「RF603NII-N3」も一緒にGETしました。これはストロボの無線レリーズです。RF603NII-N3を本体に付けるとヨンヌオさんを遠隔で発光できるというシロモノ。
無線レリーズの性能の詳細
型番:RF603NII-N3
読み方は無線(by ププ
動作範囲:100Mまで
チャンネル:16チャンネルまで
スタンバイ時間:45時間以上
サイズ:38×88×33.5mm
電池:単4電池を2つ
対応機種:ヨンヌオさんが使えるなら使用可能
セット内容:無線×2、シャッター接続ケーブル(LS-2.5)×1、説明書(中国語&英語)×1
送信機と受信機が一体となっている無線が2つ入っています。
価格:3,800円 ※2017/02/18時点
ヨンヌオさん程、びっくり価格では無いですが純正と比べるとそれでも安いです。
Yongnuo RF-603N II ワイヤレスフラッシュトリガー N3( Nikon D90/ D600/ D3000/ D5000/ D7000用) [並行輸入品]
ヨンヌオさんの使い方
ヨンヌオ画像にそれぞれ番号を付け機能の説明を記載しました。これで使い方をど忘れしても大丈夫!(特に自分
①電源ON/OFF
・ボタンを長押しする事で電源のON/OFF
②液晶バックライト/操作音
・1回押しで液晶バックライトのON/OFF
・長押しすると音のON/OFF
③発光モードの切り替え
M:マニュアル発光モード
基本このモードを使用します。
Multi:マルチ発光モード
シャッターを切っている間にストロボを一定の間隔で連続発光させ被写体の動きを分解写真のように多重撮影します。
④無線モードの切り替え
M:マスターモード
メインストロボにする設定です。
S1:スレーブモード1
マスターのストロボの発光に合わせて発光します。多灯撮影で使います。無線が無い時に連動してくれるので便利ですが。ただ、赤目フラッシュやTTLの発光量を決めるようなプリ発光が行われる場合にそのプリ発光にも連動しちゃいます。
S2:スレーブモード2
マスターのストロボの発光に合わせて発光します。スレーブモード1との違いはこっちはプリ発光を無視します。本番のストロボの発光に合わせて連動します。
RX:無線モード
別売りの「RF603NII」に連動して発光します。スレーブモードとの違いはスレーブモードはマスターの発光を受けないと発光しません。この無線モードはマスターの発光に関係無く、無線の信号を受信したタイミングで発光させることができます。その為、カメラの位置とは関係無いところから発光できるので色々な角度でのライティング撮影ができます。
私は基本このモードを使用しています。
⑤ZOOM
・照射角度の設定ができます。
設定できる角度:24mm、28mm、35mm、50mm、70mm、80mm、105mm
最小の24mm:照射角度が広く光の範囲が広がります。その代わり光が弱くなります。
最大の105mm:照射角度が狭く光の範囲が狭まります。その代わり光が強くなります。
⑥発光量の調整
・光量の調整ができます。
設定できる光量:1/1(+0.3~+0.7)、1/2、1/4、1/8、1/16、1/32、1/64、1/128
左右のボタン押下で光量が2分の1、4分の1、8分の1・・・と光量の設定を切り替えれます。
上下のボタン押下で光量が2分の1の+0.3、+0.7、4分の1、+0.3、+0.7・・・と光量の設定を細かく切り替えれます。
⑦PILOT
・PILOTボタンを押下するとストロボのテスト発光をします。
⑧ファンクションモード(②・③ボタン同時押し)
・スリープ時間や液晶のバックライトの点灯時間、光量の調整単位など、ストロボの細かい設定ができます。
※詳しい設定の仕方は今のとこ必要無いのでまだ調べてません、必要になったら調べるかも・・・。
⑨ チャンネル設定(④・⑤ボタン同時押し)
・無線の信号を受信するチャンネルの設定ができます。
「RF603NII」と連動する無線モード:RXを設定している時に設定します。左右のボタン押下でチャンネルの切り替えができ、それぞれ設定しているチャンネルを合わせることで無線を通じての遠隔のストロボ発光ができるようになります。
チャンネルの合わせ方は番号は気にせず液晶画面のチャンネルと「RF603NII」のチャンネルを全く同じ形にすればOKです。
以上、ヨンヌオの使い方でした。
「YN560III」の説明がメインでしたが「YN560II」はさらに1000円くらい安いです。もあります。※現在はヨンヌオさんとかよんの方が安くなって来ています。
この2つの違いは主に無線機能が内臓されているかされていないかの違いです、「RF603NII」を1つ購入すると送受信機が2セット付いて来ます。
カメラに1つ付けてあとはヨンヌオさんの内臓されている無線機能で連動します、「YN560II」の場合は送受信機をセットしないと連動しません。
ただ、スレーブモードにすればマスターのストロボ発光で連動して発光してくれるのでこの場合は送受信機は必要ありません。どの様にストロボを使うかで決めると良いですね。
ヨンヌオ4のセットを買ったのに使えなくて困っていたのですが、本当によくわかりました!すごく面白いですね!ありがとうございます!
お役に立てて嬉しいです、ストロボ撮影を楽しみましょう(^^
すごく分かりやすくご説明いただきありがとうございます!
もしわかればなのですが、2灯させる際、ニコンやキャノンの純正ストロボもこの受信機さえあれば対応できるかお分かりになりますか?
いえいえ、お役に立てて良かったです。
試したことは無いのでわかりませんが、受信機とストロボとの信号をやり取りする金属の接地面が合ってれば動作するはずです。
メーカーによっては合わなかったりするのでなんとも・・・。